30年前にこの施設を建てた職人の良い部分を引き出したうえで「いかに自身のデザインによって刷新していくか」ということが主題でした。
梁や柱、良い部分を生かしつつ壁から天井、細部に至るまで新たなデザインを組み込む。そうすることで、30年のときを越え、過去と今の「しごと」が交わるのです。
プロフィール
1947年7月5日生。1972年ドーンデザイン研究所設立。
現在(株)ドーンデザイン研究所 代表取締役 /デザイナー
九州旅客鉄道株式会社デザイン顧問、両備グループデザイン顧問、財団法人石橋財団理事
建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなどさまざまなジャンルのデザインを行う。
なかでもJR九州の駅舎、車両のデザインは、鉄道ファンの枠を越え広く注目を集め、菊池寛賞・毎日デザイン賞・ブルネル賞・ブルーリボン賞・ローレル賞・日本鉄道賞・観光庁長官表彰・グッドデザイン商品選定など多くの賞を受賞。